Devlog : Windows11で試してみた
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CatShanty2 を Windows11 で起動テスト #

この度、ようやっとメインPCをWindows11へアップグレードしたので、早速CatShanty2を起動してみた。
ちなみに、Windows10 proから WindowsUpdateを介しての移行となる。

ざっと動作確認 #

起動 #

予想していたとは言え、呆気なく起動した。
初回の起動に少し時間がかかったようにも感じたが、それ以降はいつも通り直ぐさまスプラッシュウィンドウが表示されスンナリと立ち上がる。

気づき #

CatShanty2に限らないことだが、Win32のレガシーなコンポーネントも軒並みリフレッシュされ新鮮な感じ。
ただこれが見易いかというと、そうでもない気もする。これは好みの問題か。

テキストボックスやボタン類は全体的に白っぽい感じとなり、チェックボックスはコンテインドな感じの色付きとなった。まぁお洒落ではある。

ダイアログコンポーネント

実はウィンドウ内の白色背景はWindows7以降のグレーっぽさが気に入らず独自に着色しており、それもあり余計白っぽくなってしまっている。

角丸ウィンドウは最初はカワイイと感じたが、慣れてくると少し邪魔に感じてしまう。
もっと慣れれば良くなってくるのかも知れない。

スクロールバーの野暮ったさが無くなったのは、ちょっと嬉しい。

動作 #

テストを組んでいるわけではないので手動でおおよその動作をチェックしてみた。

リストビューのスクロール速度やチラツキ、スナップ画像の検索&表示速度は、体感的に変化は感じられない。

キーボード操作に関しても特に問題なく、カスタマイズしたショートカットキーにも反応する。
エミュレータの起動や、起動後のキー入力エミュレーション、エミュレータに対しての終了コマンド発信も無事動作した。

その他、細かいところまではテストしていないが、恐らく問題なく動作するのではないかと思われる。
もし何か不具合があれば、掲示板のほうにでもご報告頂きたく。

色味 #

私は規定のWindowsモードをダークにし、規定のアプリモードはライトで使用するのが好きなのだが、Windows11ではライトモードでのコンポーネント色味が輪をかけて白っぽくなったように感じる。ムムム。
Windows11 個人設定
(Windows11の個人設定より)

これに合うよう CatShanty2 のカラーテーマを作成してみた。
例によって色センスは皆無である。全体像はスクリーンショットのトップ画像で、カラーテーマファイルはダウンロードページに上げておいた。興味のある奇特なお方は試用してみて頂きたい。

オマケ:Windows11雑感 #

某金融サービスのWebサイトが昨年暮れまで Internet Explorer でなければ動作しないといった状況だったため、我が家で唯一アップグレード可能なメインPCを Windows11へ移行することが出来なかった。

ほうぼうから聞こえてくる不満を耳(目?)にしていたため身構えてアップグレードを実施したものの、1時間もかからずにあっさりと完了し、仰々しい「ようこそ!」などと言った歓迎画面もなく、壁紙すらWindows10から引き継がれたため、別段の感動も障害もなく使い始めることになった。 グイグイとEdgeやOneDriveを推してくる画面を警戒していたが、そういう場面も無かったので、きっと喜んで良い事なのだろう。

最近のEdgeは勝手に後払いサービスを連携するなど目に余るものがあるようで、推奨ブラウザの強制変更というトラップにも臨戦態勢で臨んでいた。 しかし、これに関しても普通にWindows10からChromeがデフォルトのまま引き継がれ、一応初回のEdge起動時のみデフォルトブラウザの変更を訊かれはしたが、丁重に断るとそれ以降Windows11は大人しく沈黙している。

タスクバーアイコンの中央揃えは新鮮だが、実際のところ体に染み付いたOSの所作は簡単に変えることは出来ず、これは設定画面から左寄せに変更することにした。(これ初期バージョンでは中央固定だったってホント?)
画的には中央揃えは魅力的ではあるが、ピン留めしたアイコンの位置が状況により変化するというのは作業効率上実害があると感じる。

しかしながらMacでは普通に中央揃えで違和感がないというのは、これは一体どういうことか。
ヒトの体とは不思議なものである。

タスクバーで痛いのは「高さ」の変更が(今の所)標準の設定では変更できないことだ。レジストリの書き換えで変更可能ではあるが、変更後は右端のインジケータ(ネットワークや音量アイコン、日時)部分が下へ埋もれてしまうのが嬉しくない。
更に検索するとTaskbarSmallIcons01にするという、それっぽい技がマイクロソフトのコミュニティ で紹介されていた。 早速試してみたが今度はメインディスプレイが認識されなくなったり不安定になったため諦めて戻すことにした。

また、右クリックメニューについてもよく不満点として挙がっており、確かに作業効率の低下を招くと感じている。
初心者には優しいのかもしれないが、あまり使わないようなメニューが最初に開き、よく使う従来のメニューは「その他のオプション」としてワンクリック必要になってしまった。
Windows11の一回目の右クリック
一応 Shift + F10 で直接従来のメニューを開くことが出来る。
上級者ならマウスなんて使わないでしょ?というマイクロソフトの考えがあるのかも知れない。
私は別途ファイラーを常用しているため、稀に操作するエクスプローラー上ではそれほど気に…やっぱなるか。
稀であるが故に瞬間的な操作を遮られてしまうのは如何なものかと感じる。

スタートメニューも変わった。
従来のプログラム検索と天気やニュースなどの一体ウィンドウが、スタートメニューとウィジェットに分離された。
これに関しては元々スタートメニューを使っていなかった(いつもスタートボタンを左クリックして使用していた)ため、私の場合は実害がなかった。新しく追加された「ウィジェット」を開くアイコンが邪魔になるが、これも標準の設定から非表示にできた。

これらを旧来のOSのように戻すといったソフトは、新OSが出る度に登場する。
先程のコミュニティにて紹介されているExplorerPatcher を導入すれば、色々と元のフィーリングに戻せるようだ。そこまでスタートメニューやエクスプローラーに依存していなかった私は導入はしていない。
これより深いカスタマイズは公式の対応を待つか、体のほうをWindows11に慣れさせようかと考えている。

marm.nakamura